学園長の言葉 MESSAGE

ギ・モリセット園長

2学期に向けて


 今日から9月、2学期の始まりです。この夏はひどい暑さが続き、まさしく猛暑の日々でした。このような厳しい夏は、日本でも160年ぶりだそうです。2学期は短い期間にたくさんの行事が詰まっていますが、これからは気温も少しずつ下がるでしょう。そして、10月初めの運動会のころには、きっと快適な温度になっていることでしょう。

 ところで、本日はまず最初に、さゆり幼稚園を、横浜や静岡の聖光学院とともに背負っているブラザーたちの団体、つまり、「キリスト教教育修士会」という宗教団体についてお話しします。

 「キリスト教教育修士会」は、 今から200年前の1819年に、フランスのブリタニア地方で創設されました。ですから、今年はちょうど、創立200周年になります。





この会の創立者は、ジャン・マリー・ド・ラ・ムネという名のフランス人神父です。当時、大勢の子供たちが学校に行けていない状況を見たラ・ムネ神父は、子供たちのために何とかしなければと、心を強く動かされたのです。それは、フランス革命が終わった直後のことでした。革命で生まれた新政府のもとで、多くの教会や学校が破壊されてしまっていたのです。そこで、子供たちの教育を考えた神父は、若者を集めて、教育を目指すブラザーの団体を作ったのです。

 以上のような理由から、さゆり幼稚園の玄関には創立者の像が設置されており、この幼稚園の起源を示しています。

 さて、話題をもとに戻して、2学期に行なわれる 幼稚園の活動についてお話しします。2学期は子供たちが大きく成長する時期です。多くの子供たちが3歳から4歳、4歳から5歳、5歳から6歳と、年齢が変わりますが、変わるのは年齢だけでなく、心も身体も大きく変わります。つまり、幼稚園時代は心身ともに大きく成長し、その成長ぶりの速さには、一生の中でも、他に類を見ないほどの目覚ましさが感じられます。

 ところで、さゆり幼稚園は、カトリックのミッション・スクールですから、2学期にも、さまざまな宗教行事が行われます。11月に入ると、日本古来の行事、「7・5・3の祝い」(さゆりでは聖別式と呼ぶ)があります。そして、その後には、キリストの誕生を祝う「クリスマス」の準備が続きます。ホールで行われるクリスマスを祝う行事に先立って、その4週間前からは、毎週「クリスマス・キャンドル」の儀式が行われ、クリスマスに向けた心の準備がなされます。

 キリストはこの世に、「処女マリアの幼子」として生まれました。「マリアの祝日」と呼ばれる12月8日には、花を捧げて「祝された母、マリアさま」を祝うことも忘れてはいけません。

一方、 12月3日は 幼稚園の創立記念日で、創立者ジャン・マリ・ド・ラ・ムネに捧げます。この日はまた、日本のカトリック教会の礎を築いた聖フランシスコ・ザビエルを記念する日でもあります。

 2学期が素晴らしい学期となるよう、 保護者の方々、先生方、子供たちが一丸となって、喜び勇んで出発しましょう!


学園長 ギ・モリセット
2019.9.1

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