学園長の言葉 MESSAGE

ギ・モリセット園長

6月のメッセージ


私はこの数週間、外反拇趾の手術で、入院を余儀なくさせられていますが、病気入院ではありませんので、読書や研究をする時間がたっぷり与えられています。おかげで、間もなく始まる梅雨の季節についても、あれこれ考える時間があります。

私が日本に着いて最初に驚いたことの一つが梅雨でした。 “どうしてこんなにたくさんの雨が必要なのだろう?”と疑問に思いました。“梅雨は嫌なことをさせられる季節”という印象がとても強かったのです。そもそも、いつも傘を持ち歩かなければならないことが、私には苦痛でした。来る日も来る日も雨が降り続き、悲しい絶望的な季節だと感じました。梅雨を楽しんでいる人は誰もいませんでした。

外に出る時は必ず傘が必要で、雨の中を傘をさして買い物に出かけ、また雨の中を傘をさして家に帰ります。その後、また用事で郵便局に行くときも、学校に出かけるときも、まだ雨が降り続いているので、再び、傘をささなければなりません。そして、またまた雨の中を傘をさして帰宅します。大雨になれば、川の水が溢れて洪水になり、水が多くの家に侵入し、家中が水びたしになりました。

一方、教室の窓が雨で濡れると、生徒たちが窓ガラスを黒板代わりにして、指で文字を書いたり、絵を描いたりするのも、私には珍しく不思議な感じがしました。

6月初めから7月半ばまで、北の冷たい空気と南の温かい空気がぶつかってできる不快な天候が、日本列島全体に数週間も居座る梅雨は、私にとって今だに不思議な季節ですが、 それでも、50年も日本で暮らしたおかげで、今ではその意味を理解し始めています。

ところで、私たち教師や両親は梅雨のあいだ、子供たちの教育について深く考え、彼らのために何ができるか、真剣に考えなければいけません。この季節、子供たちの集中力は衰え、教師の指導についてゆくことが困難な状態になります。

そこで、今ここに、私の頭に浮かんできたアドバイスがいくつかあります。
細かいことは申しませんが、たとえば・・・
1. 子供を連れて図書館へ行き、子供が興味を持てる本、特に絵本に出合わせる。 
2. CDなどをとり出して、子供と一緒に静かに座って音楽に耳を傾ける。
3. 子供が家族と自由に話し合える時間を用意する。
4. 子供と一緒に、ボードゲームなどを楽しむ。
5. 子供と一緒に、子供向け映画を見に行く。
6. 子供と一緒に、野菜を育てる温室や地元の屋内栽培場を訪れる
7. 子供を連れて、屋内のショッピング・センターを訪れる(最近は町中がどんどん変化しています)
8. 子供と一緒に、パズルやゲームをする。
9. 子供と一緒にクッキーなどを焼いてみる。

この他にも、皆さん自身が考えつくことで、子供たちと一緒に遊んだり話をしたりすることがたくさんあります。とにかく、梅雨は、子供たちが退屈しないで楽しめるよう、いろいろな工夫ができる季節です。

皆さんはまた、この梅雨の間、様々なことで幼稚園を手伝うことができます。間もなくバザーの日が来ますが、その準備には皆さんの手伝いが必要です。家庭で行なえる準備も少なくありません(お子さんと一緒に準備するのはどうでしょうか)

梅雨はまだ始まったばかりですから、バザー当日が良い天候に恵まれるよう、神さまに祈りましょう。もし、よい天気に恵まれなかった場合は、懸命に準備した人々のために、その雨をお恵みに変えて下さるよう、祈りましょう。

この行事のために、そして手伝って下さる多くの人々のために、バザー当日が天候に恵まれ、素晴らしい日となるよう祈ります。

晴れようと、雨が降ろうと、
さゆりのバザーが
多くの人々を迎え入れ、
訪れるすべての人々、
ご父兄、卒園生、友人たちが
このイベントを楽しめますように。



学園長 ギ・モリセット
2019.6.1


 

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