2月のメッセージ
先月19日の土曜日、静岡聖光学院の卒業式に参列しました。
そのとき新幹線の中で、アメリカの古い雑誌を読んでいましたら、ある無名の人が書いた詩が載っていました。
幼い子供について書いたものでしたので、私は自然に、“さゆり”の子供たちのことを思い浮かべながら読んでいました。それはこんな詩でした。
私は幼い子供を信じる。
小さな子も大きな子も、痩せた子も太った子も。
彼らの目は信仰に輝き、人との触れ合いは愛に溢れ、
その振る舞いは希望に満ちている。
この詩の意味を考えているとき、“さゆり”に通ってくる小さな子、大きな子、痩せた子の姿が目に浮かんできました。
朝の祈りをしている姿、イエスとマリアに心を捧げている姿、一日を神の手に委ねている姿、大人になったときの自分を夢みている姿が浮かんできました。
私は子供たちを信じる・・・
彼らが抱いている大きな夢、
輝かしい人生、明るい未来・・・
子供たちは皆、現在や将来に対して夢を抱いています。
誕生会の席などで口にするように、サッカー選手やテニスの選手、ケーキ屋さん、バレリーナ、飛行機のパイロット、“さゆり”の先生などなど・・・。
遠い将来の自分の姿を夢みて、いつか夢を実現させたいと思っています。
私は子供たちを信じる、
どこに居ても彼らを信じる。
イエスが造った建物、
この地球で働いているとき、
私は子供たちを信じる。
“さゆり”の子供たちは、輝かしい未来を夢みるだけでなく、特別に価値あるものについて教えられています。精神的な価値観や永遠に続くもの、つまりイエスとマリアの存在について教えられています。
子供たちは、私たちの前に現れている神の姿です。ですから、子供たちから力をもらって、聖書に書いてある「幼子のようになりなさい」という言葉に従って生きましょう。
子供は独立して生きることができませんから、世話し保護してくれる両親や先生に 頼って生きています。
一年の中でも特にこの季節には、“さゆり“の子供たちがイエスとマリアを愛し、またイエスとマリアに守られて夢や願いがかなえられるよう、彼らの希望と愛のために祈りましょう。
園長 ギ・モリセット
2019.2.1