園長の言葉 MESSAGE

ギ・モリセット園長

11月のホームページのために

園長 ギ・モリセット


 秋も後半、日ごとに増す寒さとともに11月がやってきました。月の変わりが季節の変化をもたらしますが、幼稚園の活気には変わりがありません。子ども達は毎朝元気にやってきて、先生たちといっしょに遊びやその他のいろいろな活動に楽しく参加しています。

 今月、皆様に考えて頂きたいひとつのテーマを提供したいと思います。それは、マザー・テレサの言葉の中の、「愛と子どもとの関連」です。ご存知のように、子どもの順調な成長のためには、父母に深く愛されることがなければなりません。また、兄弟姉妹にも、そして自分の周りの全ての人たちに優しく扱われることも必要なのです。

 マザー・テレサが書いた小さな書物の、次の二つの言葉を印象深く感じ、皆様と分かち合いたいと思います。どうぞ、皆様もそれを読んで、その意味の深さを味わって頂ければ幸いです。

1.「愛はまず家庭から始まります。愛は家庭に住むものです。」
マザー・テレサが言おうとするのは、子どもが家庭の人々に愛されるばかりでなく、家庭に住む全ての人々の間にも愛が存在し、愛の雰囲気に包まれている家庭の中でしか子どもは順調に育まれない、ということです。

2.「まだ生まれていない子どもも、ほかの人間と同様に、生きる権利を持っています。この基本的で奪われることのない権利あるのは、まだ生まれていない子どもも人間としの尊厳を完全に持っているからです。」
マザー・テレサが述べたこのキリスト教の信念のひとつの根拠は、神様は人間になろうと思われた時に、聖母マリアが妊娠中、その九ヶ月の間「神の母」であったという事実であり、まだ生まれていない子どもが一人間としての計り知れない尊厳の持ち主であることを示すことなのです。

 以上は、子どもの家庭の中での位置づけについてマザー・テレサが述べた二つの言葉です。この二つの言葉は、子どもの成長に欠くことのできない彼らに対しての愛について、そして子どもの命の最初の瞬間から人間としての偉大さについてのことでした。私たちは、常にこの言葉を念頭におき、子どもの教育が彼らの誕生の前から始まり、様々な成長段階を経てやがて立派な社会人になり、そして教育というものは一生続く、という大事なことを考えるべきだと思っております。

 

園長 ギ・モリセット
2010.11.1

このページのトップへ