園長の言葉 MESSAGE

ギ・モリセット園長

5月のホームページのために

園長 ギ・モリセット


 最近季節外れの天候が続き、雨天の日や晴天の日、寒さや暖かさが次々と変わります。翌日の天気はどうなるかは毎日分からない状態です。五月の到来とともに、安定した、日当たりのよい暖かい天候が来るように望みます。

 五月晴れの日を楽しみにしながら、きょうは、ひとつの話題についてみなさんと考えてみたいと思います。それは、子供にとって「さわること」の大切さなのです。これについて考えて見れば、子供の世界をよりよく理解することにつながるかも知れません。

 子供は、見たものをさわらないと物足りない感じがします。「さわるな」と注意が書いてあるところを、子供はきらいなのです。なぜならば、目で見ただけでは、子供の好奇心が満足しないからです。子供にとって大人とは違った、手がいろいろな体験するための探検や発見を評価をするに当たっての貴重な道具になっています。

 親は、自分の子供が手を使いたいことを認め、逆に危険さえなければものをさわることを大いに認めるべきでしょう。また、子供の「さわる感覚」を高めるのに、袋の中に隠れているものを、手でさわるだけで当てることもよい方法のひとつです。また、子供に見えない形にして、ひとつのパンネルについているものを手触りで見分ける遊びもよいでしょう。この遊びは、「さわる感覚」をより鋭くするばかりでなく、さわったものをことばで言わせたり、手で書かせたりすると覚える単語の数を増やすよい結果ともなります。

 私たち大人には、その「さわる感覚」を失い、目だけを使ってものを見分ける習慣が付いています。その点について、子供から学ぶところがあるかも知れません。もちろん大人の世界は子供の世界とは大いに違いますが、子供の好奇心や無邪気さや人に対しての無条件の信頼等のことに関しては、我々大人にたくさんのよいことを教えてくれるのではないでしょうか。

  これらのことを念頭に置きながら、今月のもっとも大事な行事は遠足であることを忘れないようにしなければなりません。先生、保護者の皆さん、そして子供たちが一緒になってピクニックを楽しむ遠足は、さゆり幼稚園の家族的な雰囲気をより養う機会であり、さらに、園児たちにとって、自然の中の様々なものを「手でさわる」よい機会にもなるからです。



園長 ギ・モリセット
2010.5.1

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