園長の言葉 MESSAGE

ギ・モリセット園長

6月のホームページのために

園長 ギ・モリセット


 年少組の園児が入園して、早二ヶ月経ちました。初めて幼稚園生活をする年少児にとって、この最初の二ヶ月は色々なことがあった時期だった思います。一日の中での数時間、家、家庭、特にお母さんから離れるという初めての体験です。お母さんが帰ったあと、彼らはさびしくなって、しばしば泣き出すこともありました。やはり、年少児たちの幼稚園生活の第一歩は、幼稚園にいる間は親を忘れるほど幼稚園を楽しむことです。そのための方法はいろいろありますが、きょうは二つ取り上げたいと思います。それは、園舎内での遊びと園庭での遊びです。

 おもちゃは、園児たちの成長にとって大きな役割を果たす道具です。特に自分でものを組み合わせて作るおもちゃは彼らの創造力を育むのに大いに役立ちます。様々な形のものを使って、好きなように車や動物や家のようなものを組み立てることができます。こうすることによって、手先の器用さや想像力を育て、そして自分でものを作ったという満足感を持ち自信も増していきます。入園後には、お母さんがいないことで胸がいっぱいになってしまい遊びに集中することがうまくいかないときもありますが、新しい環境に慣れ、友達と遊ぶことによって、家を離れた寂しさが解消されます。それが園児同士の仲間意識を芽生えさせ、社会性と知的好奇心も徐々に伸びてきます。

 年少児に幼稚園生活を早く馴染んでもらうためのもうひとつの方法は、外で遊ぶことです。広い園庭を友達と一緒に走り回ったり、砂場で小さなバケツとスコップで遊んだりするうちに、家とお母さんのことが頭から離れ、入園直後の涙も徐々に消えていきます。園舎内だけでなく、外での遊びによって、園児達は自然との触れ合い、他人とのかかわり方の体験をするのです。そして砂場でスコップを交代で使ったり、遊具で遊ぶ順番を待ったりすることが、彼らにとっては人生で最初の共同活動の体験だと言えます。

 六月は梅雨の時期になります。外で遊べる時間よりも中で過ごさなければならない時間が多くなる季節ですが、たまにくる晴れの日を存分に楽しみ、梅雨明けとともに訪れる明るい夏を期待しましょう。



園長 ギ・モリセット
2009.6.1

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