園長の言葉 MESSAGE

ギ・モリセット園長

2月のホームページのために

園長 ギ・モリセット



「イエスは、子どもたちを抱いて、
彼らの頭の上に手をおいて祝福しました。」

(マタイによる福音書、十九章十五節)

あなたの子供はあなたの宝です

「あなたはこの世の弱い者を選び、強い者をはずかしめられます。」(ルカによる福音書、一章五十ニ節)

 保護者の皆様。ご家庭の中心的な人物はだれでしょうか。自分ですか、子どもですか。間違いなく子どもでしょう。そして、それは正しいことです。

福音書によりますと、子どもは社会の中でもっとも大切にしなければならない者で、私たちもそのとおりに考え、行動すべきなのです。

子どもはただの一国民や市民というだけでなく、神様のイメージに一番近い者で、イエス・キリストは、子どものようにならないと天国へは行けないとおっしゃいました。

イエス・キリストの時代では、社会の中で子どもがもっとも弱い存在でした。子どもの虐待を禁じたり、子どもの権利を守ったりする法律はありませんでした。子どもの扱い方は父親に任せられていました。

ルカによる福音書の十八章には、次のことが語れられています。「イエスに触れていただくために、人々はたくさんの子どもを連れて来た。弟子たちは、これを見て叱った。しかし、イエスは子どもたちを呼び寄せて言われた。『子どもたちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。』」

イエスの弟子たちは、皆、男であり当時の社会の考え方のとおり子どもを軽視し、イエス・キリストのそばから追い出そうとしましたが、イエス・キリストは、逆に子どもこそ存在の価値の高い者であり、神様にもっとも愛される者であることをはっきりと教えました。イエスの時代では、それまでの考え方とまったく反対の教えでした。

現在の社会でも、国によっては、昔のように子どもたちが無視され、虐待をうけ、まるで奴隷のように扱われている所があります。それはイエス・キリストの教えや多くの国々の法律に完全に反する行為です。

イエスの教えによると、子どもを大切にすべきなのは、弱くて無力な存在であるからではなく、彼らの一人ひとりは神様のいつくしみによって生まれた、大事な人間だからです。

私たち大人は、子どもから学ぶことが多いのです。イエス・キリストが「子どものようになりなさい」とおっしゃった意味は、私たちも彼らにならって平和を重んじ、きれいな心を持ち、他人や自然と協調性を保ちながら、犯罪のない平和的な世界社会を目指すべきだということなのです。

子どもは、将来の社会人というような見方ではなく、現在の立派な社会の成員であるというように見なければなりません。子ども一人ひとりは、家庭の中で、社会の中で、きわめて大切な存在として扱わなければならない者なのです。



園長 ギ・モリセット
2009.2.1

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